学生がプレゼン!?逆求人型イベントとは
先の記事で「逆求人型メディア」についてご紹介しましたが、今回はそのイベント版「逆求人型イベント」についてクローズアップしてみたいと思います。
逆求人型イベントは、前回ご紹介した「逆求人型メディア」と同様に、新卒採用市場が「売り手市場」となったここ数年で伸びてきた採用手法です。
従来のように、企業が就職サイトに情報を掲載して学生のエントリーを「待つ」のではなく、企業が優秀な学生を探してスカウトする「攻め」の採用活動が活発になってきているという事ですね。
逆求人型イベントとは
逆求人型イベントは、従来の「合同企業説明会」とは逆で、学生の方が自分の経歴や経験などについてプレゼンし、企業がそれを聞いて学生を選ぶというシステム。イベントにはあらかじめテーマ(学生の希望職種)が設定されているものも多く、企業は自社が欲しい学生が出展するイベントを選んで参加します。
企業にとっては、欲しい職種でこのようなイベントに出展する積極性のある学生と直接面談の機会が持てるため、採用行程の短縮や、優秀な人材の採用にも繋がります。
学生にとっては、自分が働きたい業種の複数の企業に、直接アピールする事ができる点がメリットとなっています。昨今長期化していると言われる就職活動の無駄を省く事ができ、より学業に専念する事も可能になります。
逆求人フェスティバル
この「逆求人型イベント」を先駆けて開催しているのが、2004年から人材サービスを行う株式会社ジースタイラス。
ジースタイラスでは採用ターゲットを4職種に絞り、そのターゲット別の逆求人イベントを開催しています。その職種は「ITエンジニア」「WEBクリエイター」「グローバル」「建築」です。
取引実績は3,000社以上にのぼり、ヤフージャパンやドコモなどのナショナルクライアントも利用しています。
ジースタイラスが開催するイベントでは、各種テーマ別のイベントに約40名の学生がブースを構え、企業が訪問するスタイル。
この学生たちは、事前にジースタイラスのスタッフと面談し、ターゲットなのかどうかの判断を受けて合格している学生。その基準は「生き延びる知恵と技術と体力を持った人材」[変化に柔軟に対応し変化にチャンスを見出し自らの力に変えることのできる人材]なのかどうかです。
そして、企業は面談したい学生を指定し、1対1で30分間の面談を最大16人に対して行う事ができます。
いかがでしたか?学生にも企業にもメリットの大きな「逆求人イベント」。売り手市場の場で優秀な人材を早めに確保したいなら、ぜひ参加したいイベントですね。
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