今注目される「リファラル採用」とは!?
GoogleやFacebook等の米国の企業が導入し話題となった「リファラル採用」。最近では、日本でも取り入れる企業が増えてきました。今回は、この採用方法について詳しくご紹介します。
リファラル採用とは
そもそも「リファラル」とは「紹介」や「推薦」という意味を持っています。「リファラル採用」とは、社員の個人的な人脈から、自社で働く事に適していると思う人を紹介してもらい、選考する方法の事です。
リファラル採用のメリット
まず、「リファラル採用」で採用された人材は、企業に馴染みやすいという点があります。そもそも、実際に働く社員が「自社に適している」と思って紹介しているので、そうなるのも納得です。
また、時間的なコストがかからないという点もメリットの一つ。たくさんの応募書類を一つ一つチェックして、適正を確認する、という時間的コストがかかりません。
最後に、金銭的なコストも削減できるという点。一般的な採用活動では、まず求人広告に掲載するという方法がありますが、媒体への掲載費用もかかる上に、掲載期間内に人材に出会えないというリスクもあります。その点、リファラル採用はこの外部に支払うコストが一切かからず、リスクもありません。
株式会社LIGの成功事例
それでは、実際にリファラル採用に成功している「株式会社LIG」の事例について見て行きましょう。
株式会社LIGは、社員数90名のIT 企業。この企業が、「リファラル採用」のキャンペーンを実施し、社員紹介からの採用決定数を「4倍アップ」したというのです。
LIGがまず行ったのは、1ヶ月限定の「LIGスカウトキャンペーン」。社員の注目も集めるべく、そのキャンペーンは全社的な盛り上がりを見せるように、大々的に打ち出されました。
社内の複数のチーム対抗バトルという形をとり、エントリー数の多いチームが優勝というルール。そして、優勝しなかったチームにも、行動に移した事に対してのインセンティブが用意されました。
・優勝チームには弊社CFO龍崎より「ドラゴン飯」(好きなご飯をチームメンバー全員がご馳走になれる)プレゼント
・経費があまり使えないので、「CFOはお金を持っているからいいだろう」ということで本人には内緒で賞に
・優勝しなくても、チーム単位で5エントリー毎にささやかな賞品を用意
しかし、キャンペーンを実施しただけでは人は動きません。採用チームはまず、「どんな人を採用したいのか」が社内で共有できるような取組みを行いました。併せて、ただ「紹介して」とお願いするだけではなく、スカウトの手順も細かく伝えました。
また、例えばスカウトする際のメールの文面などの定型文を提供したりするなどの、スカウトする側の負担の軽減にも勤めました。
結果、社員紹介からの採用決定数が一気に4倍にアップ!エントリーした方の内、なんと20%が内定となるなど、かなり高いマッチング率となったのです。
いかがでしたか?マッチング率をアップするだけではなく、採用にかかる時間やコストの削減にもなる「リファラル採用」。是非試してみてください。
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