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2016/11/29

求職者との距離を縮めるオウンドメディア活用【1】

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近年、採用に「オウンドメディア」を活用する企業が増えてきています。爆発的な効果を生み出すものではありませんが、その効果は地道に確実に現れています。今回は、そんな採用にまつわる「オウンドメディア」についてご紹介します。

オウンドメディアとは

そもそも「オウンドメディア」とはどのような意味なのでしょうか?

デジタル大辞泉によると、

自らが所有するメディアの意。企業が消費者に向けて発信するメディア。自社発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社サイトなど。自社メディア。

とあります。今回はこの中でも、インターネット上での「オウンドメディア」についてご紹介します。例えば、自社ホームページ、ブログ、ウェブマガジンなどを指します。

一般的に知られているオウンドメディアには「サッポロビール」が運営する「YEs!MAGAZINE」や、大手広告代理店 電通が運営する「電通報」などがあります。これらは、自社ホームページとは一線を画した、全く別の役割を持つメディアです。そして、ここで作られた記事はFacdbookなどのSNSでどんどん拡散され、多くの「いいね!」を獲得しています。

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◎サッポロビール YEs!MAGAZINE

dentsu

◎株式会社電通 電通報

オウンドメディアを採用に活用

採用に「オウンドメディア」を活用しているという意味では、「ホームページに採用ページは設けている」「募集要項は掲載している」「掲載している求人媒体のリンクを貼っている」など、自社ホームページの一部を採用に利用していると企業は多いと思います。

しかし、今回紹介したい「オウンドメディア」は、それ単体で成り立っているメディアの事。自社ホームページとは似て非なるものです。

例えば、自社ホームページでは会社の基本情報や、募集要項などスペックの部分を掲載。一方オウンドメディアでは、実際に働く社員の入社した背景からどんな思いで働いているのか、これからどんなキャリアプランを考えているのかを、第三者目線で紹介する…などの使い分け方があります。

オウンドメディア活用のメリット

では、「オウンドメディア」を採用に活用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

一つ目は、やはり求職者の企業理解を深められるという点。自社ホームページの中の採用ページでは伝えられなかった情報=実際の職場の雰囲気や、働く人の思いなどをダイレクトに伝える事ができます。そうする事で、雇用のミスマッチも防ぐ事ができます。

二つ目は、FacebookなどのSNSで拡散される事で、より広く情報を拡散する事ができる点。それができやすいメディアだと言えるでしょう。

三つ目は、自社にまつわる情報を自社のタイミングで自由に配信できるという点。そうする事で、常に求職者へ情報を通じて接触する事ができます。そして、求人媒体への掲載などと違うのは、その記事が残り続けるという点。一度作成してしまえば、自社のタイミングで削除するまでコンテンツとして残るのです。

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それでは、次回の記事で実際の活用事例をご紹介します。